よくある質問(予防接種編)

予防接種(ワクチン)の注意点

予防接種を受ける前の注意点

予防接種(ワクチン)は、体調が悪い時に受けるべきではありません。体調が万全の時に受けるのが原則です。予防接種の予約日を考慮して保護者の方はお子さんの体質、体調などの健康状態によく気をつけてください。

予防接種(ワクチン)当日のQ&A

Q.01 予防接種を受けるのに必要なものはありますか?

A. 持ち物は以下の通りです。
・母子手帳
・予診票(必ず保護者の方が責任を持って記入してください)
・各自治体から発行されている接種券

Q.02 いつもより少し体調が悪いようです。予防接種は受けられますか?

A. 医師の診察により判断します。延期の場合は、予約日を調整させていただきます。

Q.03 母の体調、兄弟の体調が悪くその日はいけなくなりました。どうしたらよいですか?

A. 必ずクリニックにご連絡をお願いします。接種日を調整させていただきます。

Q.04 熱は出ていないのですが、咳、鼻水がひどいのですが、どうしたらよいですか?

A. 咳、鼻水だけで延期する必要はありません。接種前には必ず医師の診察があり、そこで接種の決定を行いますので、当日来院してください。延期の場合は、予約日を再調整いたします。

Q.05 予防接種は発熱していたら受けられないと聞きましたが本当ですか?

A. 院内で検温して37.5℃以上あったら受けることができません。

Q.06 熱が出たのでキャンセルしたいのですが、どうしたらよいですか?

A. 熱が下がってから1週間経過すれば、接種可能ですので、予約日を調整いたします。熱の原因によっては1週間以上の間隔をあける場合もあります。

Q.07 手足口病になったのですが、いつから接種できますか?

A. 熱が下がってから1週間経過すれば、接種可能となります。

Q.08 溶連菌になったのですが、いつから接種できますか?

A. 治癒証明の発行日から2週間経過すれば接種可能となります。

参考 厚生労働省 予防接種ガイドライン
疾病罹患後の間隔

麻しん,風しん,水痘及びおたふくかぜ等に罹患した場合には,全身状態の改善を待って接種する。標準的には,個体の免疫状態の回復を考え麻しんに関しては治癒後4週間程度,その他(風しん,水痘及びおたふくかぜ等)の疾病については治癒後2~4週間程度の間隔をあけて接種する。その他のウイルス性疾患(突発性発疹,手足口病,伝染性紅斑など)に関しては,治癒後1~2週間の間隔をあけて接種する。しかし,いずれの場合も一般状態を主治医が判断し,対象疾病に対する予防接種のその時点での重要性を考慮し決定する。また,これらの疾患の患者と接触し,潜伏期間内にあることが明らかな場合には,患児の状況を考慮して接種を決める。

上記のように厳密な取り決めはありませんが、当院では麻しんは4週間、溶連菌・水痘・おたふくは2週間、その他の感染症は治癒証明が発行できる状態が確認できた日から1週間後より可能としています。原因の明らかでない発熱も解熱日から1週間とします。

Q.08 熱性けいれんを起こしたのですが、どうしたらよいですか?

A. 2か月開けていただければ接種可能となります。

Q.10 卵アレルギーですが、インフルエンザワクチンの接種はできますか?

A. 日本で使用しているインフルエンザワクチンに含まれる卵成分はごくわずかです。軽度の卵アレルギーなら接種は可能と考えていますが、接種後に局所的な反応が起こることはあります。

Q.11 卵アレルギーですが、MR(麻しん・風しん)ワクチンの接種はできますか?

A. MRワクチンはニワトリの杯細胞を使っています。ワクチンに卵白成分はほとんど入っていません。卵アレルギーがあってもMRワクチンの接種は問題ありません。

Q.12 卵アレルギーですが、おたふく風邪ワクチンの接種はできますか?

A. おたふく風邪ワクチンはニワトリの胚細胞を使っています。MRワクチンと同様に卵アレルギーがあってもおたふく風邪ワクチンの接種は問題ありません。

Q.13 同時接種は何本まで可能ですか?

A. 上限はありません。同時接種によってワクチンの効果が減ることはありません。同時接種の大きなメリットはお子さんや保護者の通院回数を減らすことではなく、病気に対する免疫を早期にえられ、お子さんをVPDから守ることが最大の目的です。VPD(ワクチンで防げる病気をVPDと呼びます。 VPDとは、Vaccine Preventable Diseasesの略)

Q.14 同時接種をすることで副作用の心配はないですか?

A. 接種部位が腫れたり赤くなったり、熱が出る可能性は接種するワクチンの数で増えますが、それぞれを単独でおこなった場合と同様です。同時に接種したワクチンが相互作用を及ぼして副反応が出やすくなったり、特別な副反応が出たりすることもありません。

Q.15 インフルエンザワクチンは何歳から接種すればよいですか?

A. 乳児の場合は6ヶ月以上から接種可能です。


予防接種(ワクチン)を受けた後の注意点

Q.01 予防接種を受けた後30分間は医療機関にいないといけないのですか?

A. 予防接種の副反応のほとんどは接種後30分以内に現れます。基本的にはクリニックで滞在していただいていますが、やむをえない場合は、外出を許します。外出される場合でも、15分以内に戻ってこられる場所いてください。

Q.02 予防接種後すぐに授乳してもよいですか?

A. 30分以上時間を空けてから授乳をお願い致します(接種後の副反応は、おおよそ30分以内に起こることが多いためです)。

Q.03 予防接種(ワクチン)を受けた当日はお風呂に入っても大丈夫ですか?

A. 接種後3時間以上空けていただき、特に何か変わった症状がなければ入っていただいて結構です。接種部位は清潔に保つようにしてください。入浴は構いませんが、接種部位をこすったりすることは避けてください。

Q.04 予防接種後に習い事(プールなど)に行っても大丈夫ですか?

A. 当日は激しい運動は避けてください。